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概要
人類は誕生の瞬間から、世界を自分たちの都合に合わせて作り変えようと必死に挑み続けてきました。
その試みが成功することもあれば、失敗することもあります。
私たちの歴史は試行錯誤の連続で前へ進んできました。
取り返しのつかない過ちの一つは、おそらく核分裂の早すぎる発見であり、それが原子爆弾を生み、人類を滅亡へと導く危険を抱えさせたことです。
それでも人々はすぐさま、その分裂反応を生き延びるためのエネルギー源へと転用しようと試みました。
そして実際に実現させたのです。
核弾頭を搭載したミサイルが蓄積されていく一方で、化石燃料に比べてクリーンかつ低コストの電力を生む原子力発電所が何百基も建設されました。
しかし残念ながら、原発が使うウランという燃料自体が大きな危険をはらんでいます。
商用原発の廃棄物には、核兵器に転用可能なプルトニウム239が含まれているのです。
そこで科学者たちは、核燃料としてトリウムを使えないかと考え始めました。
トリウムはウランより安価で、しかも放射性廃棄物をほとんど残さない鉱物です。
ここで素朴な疑問が湧きます:「それなら最初からウランを使わなくてもよかったのでは?」
答えは単純で、ウラン235こそが自然界に存在する唯一の“自発的に連鎖分裂を起こす”同位体だからです。
天然のトリウム232(Th-232)は、そのままでは連鎖反応を維持できません。
それでも科学者たちは、この行き詰まりに解決策があると信じ続けました。
そしてついに突破口を見いだしたのです。
1950年代にアメリカがトリウム炉の概念を提案して以来、今やその最前線を走るのは中国の研究者たちです。
なぜトリウムなのか?
トリウムを原子炉でどう使うのか?
中国のブレークスルー?
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