なぜベネズエラの原油は、外国産原油を混ぜなければ国外へ運び出せないのか?

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概要

ベネズエラは世界最大の原油確認埋蔵量を持ちながら、その中心を占めるオリノコ産超重質油は極めて粘度が高く、そのままでは採掘も輸送も困難です。
この原油にはアスファルテンや樹脂分、硫黄、ニッケル、バナジウムなどが多く含まれ、一般的な軽質油よりはるかに複雑な処理が必要になります。
輸出可能な状態にするには、軽質油やコンデンセート、ナフサを混ぜて粘度を下げるか、アップグレーダーでより軽い合成原油へ改質しなければなりません。
しかし希釈剤を国内だけで十分に確保できないため、ベネズエラの石油生産は外国からの供給や国際情勢に大きく左右されます。
膨大な埋蔵量があっても、採掘、処理、輸送に必要な設備と資金が不足すれば、その資源を現実の富へ変えることはできないのです。

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